LGBT法はいくつもの問題を抱えているが、その最たるものは、皇室への影響。男系継承は「LGBT法の精神に反する」と高らかに謳われるだろう。たとえ男系継承の原則が残っても、例えば22世紀の内親王が「トランスジェンダーの男」を宣言したら、皇位継承可能となるのは目に見えている。
— 竹田恒泰 (@takenoma) June 13, 2023
皇室にトランスジェンダーとして生まれる人がいても
なにも不思議なことではないと思う。
社会風潮的に公表できないという状況があっただけで、
もしかしたら、いままでもいらっしゃったかもしれない。
生まれた時からそのお姿をつぶさに報道され続けるという
今の時代に、もしそのような方が皇室にいらっしゃったら、
とても大変だろうとは思うけど、LGBTについて理解しよう
という人がもっと増えるのじゃないのかなと想像したりもする。
そして、その人が天皇の直系のお子様ということであれば、
性別に関わらず、皇位継承するのが正統だと思う。
竹田恒泰は、「生物学的にY染色体を持つ男の血」しか見ておらず、
人間を「血統」「血」で差別していて、
この発言で、女性だけでなく、トランスジェンダーも堂々と差別している。
自分の性別に違和感を抱えた人は、ある程度の年齢になってから、
同じ悩みを抱える仲間を得たり、情報を得たりして、
勇気づけられてカミングアウトしたという人が少なくない。
皇室という、人間関係や生活を著しく制限された中では、
そのような悩みを抱えた場合、
人一倍自分の違和感に苦しむのかもしれないと思う反面、
壮絶なバッシングに耐えながら、ご家族の結束をあたためられつつ、
最大限に社会の弱者に寄りそう姿を示してこられた皇室の方々には、
LGBTを差別する心はないと思う。
時代と歴史に誰よりも敏感で、新しいものを取り入れ、
皇室の姿を変革させながら国民とともにある姿を示してこられたのは
歴代の天皇であって、その功績を認めようとせずに、
現状すでに皇位継承の危機であるのを横目に見ながら、
100年も先の「22世紀」の話をしても意味なんかない。
「男系男子固執のまま先送りしたい」という欲望がにじみ出ているだけ!
男系継承がLGBT法の精神に反する、などという話の前に、
すでに男性も女性も同じく能力を発揮して活躍していこう
という今の時代の流れに反して逆行し、
日本の皇室を「男尊女卑、LGBT差別の因習」の中に取り残させよう
という感覚は、まったくひどい。
ところで、LGBT法について、差別解消に向けた前向きなものだと
思っているのだけど、当事者団体が反対しているという報道もあって、
よくわからない。詳しい人に教えてほしい。